オープンキャンパスが開催されました!
本年度の情報工学科オープンキャンパスは改修工事のため隣接する創造工房棟で開催されました。お越しいただいた皆様、大変有難う御座いました。お越しいただけなかった方のためにオープンキャンパスの展示内容をこちらのホームページでご覧いただけるようにしました。進路選択のご参考になりましたら幸いです。
本年度は1階で「最新ICT(Information and Communication Technology)の紹介(5年生の研究内容より)」、2階で4年生が授業で作ったウェブアプリケーションの展示、全国高専プログラミングコンテストの作品展示、地域と連携した情報教育の紹介(出前授業、公開講座、U16(アンダー16)愛知プログラミングコンテスト)、情報工学科インフォメーション(実験装置と教科書展示など)をご覧いただきました。
まずは2階の展示からご覧ください。
展示会場を右側に進むと教科書展示コーナーと進路説明コーナーがあります。進路はこちらのホームページでも公開していますが、より詳細な情報をお聞きいただきました。
手前に見えるのは教科書展示コーナーです。展示されている教科書はシラバスのページにも記載されていますが、先生たちが作ったオリジナルテキストも紹介されていました。
さらに奥に進むと U16(アンダー16)愛知プログラミングコンテストの展示がありました。
となりには賞状と盾が並んでいます。こちらは全国高等専門学校プログラミングコンテストの紹介でした。昨年度、豊田高専は全国大会で自由部門2位(優秀賞)、競技部門でも4位と好成績を残しました。詳細はこちらの全国高専プロコンページからもご覧いただけます。
三次元力覚入出力デバイスを用いた金魚すくいシミュレーションの体験コーナーも人気でした。
次は4年生の展示コーナーを見てみましょう。実験系科目の「エンジニアリングデザインII」で制作した作品をグループごとに展示しました。プロジェクトベースドラーニング(PBL, Project Based Learning)と呼ばれる形態の授業を採用しており、4名程度のグループごとに自分たちでゴールを設定して仕様策定、設計、実装までを行いました。作品はウェブアプリケーションと IoTデバイスであるラズベリーパイ(小型シングルボードコンピュータ)を組み合わせたものになっています。
残念ながらすべての作品をご紹介できませんので、そのうちのいくつかをご紹介します。最初の作品は食品の栄養素を表示するアプリ「栄養素わかるクン」です。ラズベリーパイに接続した重量センサーに野菜をのせると重さを計測して栄養素を表示してくれます。栄養素をレーダーチャートで表示してくれるなど創意工夫が見られました。
以下、手前の展示「Studiumonitor」は高専での学習計画を立てたり、授業で修得した単位数の計算をおこなうアプリです。ラズベリーパイにカメラとスピーカーを接続し、学習中にスマホを置いておかないとスピーカーから警告音がでる機能が付いていました。奥に見える展示は「モールス信号タイピングゲーム」です。
他にも沢山の展示がありました。全部を紹介できなくて残念です!今年は ChatGPT を利用した作品もありました。
以下の展示は学生証をカードリーダーで読み込ませることで出席確認をおこなうことができる「自動出席確認システム」です。座席表に出席と欠席が色で表示される優れものです。
2階の展示会場奥では5年生が研究室ごとに作品を展示しました。以下は「字幕システムの改良」の展示です。深層学習を用いて句読点・改行挿入や要約をおこないます。
以下では製造現場の自動化を支援するための自律型ロボットアーム教材を実演展示しました。
超伝導現象を理解するための展示も行われました。お客様にはゲーム形式でマイスナー効果とピン止め効果を体験してもらいました。
以下は磁気共鳴方式を用いた無線電力伝送の展示です。送信側コイル(2つの輪の形のコイル)に受信側コイルを近づけるとLEDが点灯するところを体験してもらいました。
次に1階の展示フロアに移動してみましょう。こちらでも5年生が研究室ごとに制作した作品を展示しました。以下は「ディープラーニングを体験しよう」のコーナーです。お客様に実際に深層学習モデルをつくって実行してもらいました。
こちらではお客様に分子モデルのシミュレーションを体験してもらいました。
こちらは墜落防止器具装置システムの展示です。作業員の画像を読み込み、AI が装備を装着している確率を判定します。
こちらは手話辞書システムの展示です。パソコンの前で手話をすると日本語に変換してくれるシステムです。
モーショントラッキングお絵描きツールの展示では、体を使ってお絵描きをする体験をしてもらいました。
サイバーセキュリティ演習教材の展示では、情報資産を守るためにどのようなことに気をつけてプログラミングをしないといけないかを体験してもらいました。